2011年1月10日月曜日

ハイディティールモデルからのノーマルマップ生成

Normalmap_02
        【ノーマルマップ適用後】



Normalmap_01
        【ジオメトリのみの状態】



ZBrushやその他スカルプトツールなどで作成したハイディティールモデルから
ノーマルマップを生成し、ローポリゴンモデルに転写する方法。
 
 
Normalmap_03



転写される側のローモデルは、事前にUV展開しておく。
その際、展開したUV同士が重ならないように配置する。
ハイモデルのUVは特に考慮する必要はない。
 
 
1.[Lighting/Shading]→[Transfer Maps…]を選択。
2.開いたウインドウの左上[Edit]→[Reset Setting]で初期設定に戻す。
3.初期設定の状態から以下の項目を変更する



Normalmap_04



・ローモデルのみを選択した状態で、[Target Meshes]欄内の[Add Selected]ボタンをクリック
・ハイモデルのみを選択した状態で、[Source Meshes]欄内の[Add Selected]ボタンをクリック
・[Output Maps]欄内の[Normal]アイコンをクリックし、NormalMap設定を追加する



・[Normal map]から生成した画像の保存先を指定する
・[File format:]から画像形式を選ぶ。非圧縮フォーマットが無難。
・[Use Maya common settings]にチェック。



・[Maya Common Output]欄を開く。
・[Map width:][Map height:]で出力画像サイズを指定。
・[Transfer in:]から転写方法を選択。
  双方のジオメトリ形状の誤差が少ないなら[UV Space]が精度高く転写できる。
  誤差が大きい場合は[World Space][Object Space]の方がうまく転写できる。
・[Filter size]の数値を1.5~2.0程度に下げる。初期値ではボケ過ぎる為。



・[Bake and Close]か[Bake]ボタンを押し、ノーマルマップの生成/転写を行う。



生成後には、ローモデルにノーマルマップがアサインされた新しいマテリアルが適用される。
これを確認するにはビューポートを[High Quality Rendering]にするか(グラボ性能による)、
mentalrayを使ってレンダリングを行う。
MayaSoftwareではノーマルマップは確認出来ないので注意。



Normalmap_05
        【生成されたノーマルマップ】



2011年始のご挨拶

Newyear



すっかり遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
昨年末は若干更新が滞りましたが今年もぼちぼちメモ書きを続けようと思います。



今年は予想通りに進めば、



・FBX出力設定の再確認
・リアルタイムシェーダへの(何度目かの)挑戦
・ゲームエンジン「Unity」の運用
・MayaのMEL、PSのjavascript、SIのvbsの作成、運用



などに挑戦することになりそうです。
なんだかMaya関連が少ないですが…。



近しいテーマで作業されている方がいらっしゃったら、
ぜひ情報交換できればと思います。
Twitterなどにもおりますのでお気軽に。



それでは今年もよろしくお願い致します。